映画評論グレートシネマ

飛行機墜落!
砂漠でのサバイバルアクション映画!
フライト・オブ・フェニックス

フライトオブフェニックスのDVD画像

【出演】 フランク・タウンズ…デニス・クエイド(磯部 勉)エリオット…ジョヴァンニ・リビシ(三ツ矢雄二)
ケリー…ミランダ・オットー(日野由利加)
AJ…タイリース・ギブソン(楠 大典)
【DVD販売】 2007年
【監督】 ジョン・ムーア
【時間】 113分

【あらすじ】 それは、毎度お決まりの無難な仕事のはずだった。貨物飛行機の操縦士フランクは、閉鎖された石油採掘所のスタッフと廃材を運ぶため、ゴビ砂漠上空を飛行していた。が、突如発生した巨大な砂嵐により、アンテナと左翼エンジンが損傷、やむなく砂漠のど真ん中に不時着する。着陸のショックで激しいダメージを受けた機体はもはや離陸不可能、外部からの救援を待つしかなかった。しかし、コスト削減のため採掘所を閉鎖した本社が、彼らの捜索部隊に予算を費やすとは考えにくかった。奇しくも時期は7月、ゴビ砂漠が1年のうち最も暑い季節であった。苛酷な環境、残り少なくなっていく物資、そして砂漠に群生する武装集団による襲撃……数々の困難に直面しながら、彼らは生き延びるために残された唯一の道を辿ることになる。まさに"不可能"としか思えない道、それは、機体の残骸から新しい飛行機を造り、この砂漠を脱出することだった・・・

飛行機、墜落。砂漠でのサバイバル。

家族、カップルで見ても安心。

この辺がおすすめアクション映画
しいておすすめする部分といえば、数少ないサバイバル物映画。ということだけでしょうか。サバイバルと言うほどのものでもないですが・・・

■ サバイバルアクション映画の評論・感想 ■

まずはじめに、主人公が無茶ぶりを発揮します。

冒頭から、主人公が自ら砂嵐+乱気流渦巻く中へ飛行機で突っ込んでいきます!!!明らかに危険だ。と分かる位に渦巻いている砂嵐の中へダーイブ(汗) 案の定、「大丈夫だ、あいつらを落ち着かせてくれ。こっちから迂回しよう。」と言った、数分後

「駄目だ!このままじゃ墜落する!」

あ、あ、あ、当たり前だ〜。
あんなとこに自ら入っていくなんて自業自得だ〜〜〜。巻き込まれた作業員は落っこちるし。人災と言っても過言では無い!そして、あれよあれよ、というまに砂漠のど真ん中に墜落です。

主人公と相棒がいるんですが、この2人、あまりいい人キャラではありません。飛行機から落ちて死んだ人や、墜落の衝撃で死んだ人に対して、「すまなかった」と言う言葉もなく、「・・・・・・」で終わりです。エリオットが「死んだ人のためにも何か声をかけてやってよ。」と言ってくれたのに「・・・・(ふぅ、そんな事やってられるか)」という態度です。しかも、相棒は「くだらない事いうと埋めるゾ!」と逆にエリオットに脅し的な言葉をかけます。

飛行機を作って脱出しよう!という提案にも、「無理だ、無理だ」、「そんなの絶対に駄目だ」と常に反対します。やる前からすでにやる気なす。なすなす。超現実派、後ろ向き思考で見ているこちらをゲッソリさせてくれます。

そして、存在の薄い主人公でした。エリオットの方が目立ってましたから・・・

この映画、登場人物もおかしな思考の人達がいっぱい登場します!!!そういうとこが見どころです。頑張れー、とか応援する気持ちは何故か出てきません。だって、ハチャメチャですから(笑)でも、このサバイバル映画、違う意味で実に面白い映画だったと言えます(笑)

最後、飛行機は飛ぶのか?飛ばないのか?そこが最大の見どころでしょうか。あっさりしすぎてイマイチちっくな映画でした。

気になるサバイバルの内容は・・・

【サバイバル】 それは人の手によって起こった。
主人公の砂嵐でも突っ込めーーーーー作戦に全員巻き込まれ、この重量じゃ無理だよ。と言ってくれたエリオットの言葉を無視!ここでは俺が法律だ!とばかりに砂嵐にダイブして、砂漠にもダイブです。

着陸した作業員の驚きの一言
あんたじゃ無かったらみんな死んでたよ、ありがとう
ありがとう。っていやー、それほどでもー。

って、違ーーーう。あの砂嵐見たら普通の機長なら100%引き返してますよーーー。みんな無事におうちに帰れたんですよー。腕によほど、自信があるのかと思ったらアンテナ飛んで、翼が壊れて、モーター爆発!墜落(汗)!!!

【サバイバルその1】 トイレに行って迷子。さらに行方不明!
これにはビックリ。夜トイレに行った人が石につまづきゴロゴロゴロ〜〜〜〜と坂を転げ落ちます。「そしたら、ここはどこだ?助けてくれーーーー!」と大慌て。お、おかしくないですか?

まず、朝を待って、それから丘の上に上がる。そうしたらすーぐ飛行機の場所が見つかるはずなのに。そのまま行方不明で帰ってきません。

どどどど、どんだけ遠くにトイレ行ってるんですかーーーーー(汗)
飛行機の横で、ちょいちょいっとすればいいだけなのに、どんだけ恥ずかしがり屋さんなんですかーーー。どんだけーーー。

【サバイバルその2】 暑いけど日向で会議!
暑いー。水を節約しないと。暑いーーーー。1日0.5リットルだぞ。と決めているにもかかわらず、太陽ガンガンの日差しの中で日向ぼっこ&今後の作業について会議です(汗)あれれれれれー、水節約のためには飛行機の日陰でいましょうよ。何故、日向?肌を焼くのはおうちに帰ってからですよー。あ、暑いー。って、あああ、当たり前だーーーーーー。

【サバイバルその3】 大事な燃料もうっかり誘爆!
飛行機作りの際に出る火の粉が、なんと
飛ぶための燃料タンクに引火!そして、大爆発!!
大事な燃料はどうするんだ!と戦意喪失ぎみの皆さん。ぐはーー!だったらもっと大事にしときましょうよー。その辺に野ざらしは危険ですよ(苦笑)

【サバイバルその4】 主人公の人捜し超感覚!
途中、ある人物が助けを求めてどっか行っちゃいます。どこへ行ったかも分からないのに広い広い砂漠のズバリ見つけだします。すごい偶然。

しかも、仲間が銃で撃たれているのに、その話題にはふれません、興味もあんまりありません。だって、暑いし、飛行機を作ることで頭がいっぱいですから。残念〜。って、 銃で撃たれた人見たら危険な臭いしますけどーーー(汗)

もっと警戒しましょうよーーーー。

【サバイバルその5】 一人でガブガブ水を飲む奴がいる!
人災です。飛行機作る指導をするから喉が乾くんだよ。とエリオット。ん〜、飲み過ぎ!でも、無くならない水。食料や水が後この位しかない。というように見えるところに置いてほしかったです。そしたら緊張感もUPUP!意外とたくさんあるんですよねぇ。

この5点を踏まえた上でこの映画を見みると、より楽しめます(笑)

 

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