映画評論グレートシネマ

ファンタジー映画、ナルニア国物語
第2章:カスピアン王子の角笛

ナルニア国物語の第2章、カスピアン王子の角笛のDVD画像【出演】ベン・バーンズ, ジョージー・ヘンリー, スキャンダー・ケインズ, ウィリアム・モーズリー, アナ・ポップルウェル
【監督】アンドリュー・アダムソン
【DVDレンタル開始】 2008年
【時間】 150分

【あらすじ】 ウォルト・ディズニーが贈る世紀のアクション・アドベンチャー超大作信じるもののために、僕らは戦う。

“伝説の4人の王”として、ペベンシー兄妹が築いたナルニア国の黄金時代から1300年。今や戦闘民族のテルマール人が支配するこの国では、先王の弟ミラースが摂政を務め、正当な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を企てていた。

危機一髪で城から脱出したカスピアン王子は、逃げ込んだ森の奥深くで、迫害の末に息を潜めていたナルニアの民たちと出会う。

そして、ミラースの配下に追い詰められたカスピアン王子が吹いた角笛は、ロンドンで普通の学生として暮らしていたピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人を再びナルニア国へと呼び寄せた!すっかり荒廃したナルニアに驚く4人は、カスピアン王子と運命的な出会いを果たす。

そして、ナルニア国の真の平和と繁栄を取り戻すため、暴君ミラースに立ち向かって行く―。

いつの間にか出ていた続編。
    前作とだいたい同じようなテイストですね。

この辺がおすすめ!!
ファンタジー映画。DVDレンタル作品!!

カぺぺぺぺ−、どこを、どこをおすすめすればよいのでしょう。ナルニアとつけば何でもいい!という熱狂的なお方にのみおすすめ。

この辺が面白い

映画・DVD ナルニア国物語2 の評論・感想

ディズニー映画とは思えない
殺しが大好き子供たち(爆)!

・・・いやーーーーーーーーーーーー、参りました。現実世界では小学生〜高校生の主人公4人、ナルニアに帰った途端に、人間をウキウキ殺しまくります。

何のためらいもない!まるで、熟練したアサシンのようです(苦笑)

殺しを十分堪能した主人公達は、現実世界でのストレスもなくなり、気分爽快!リフレッシュして、元の世界に帰っていきましたとさ、めでたし、めでたし。という感じですねぇ。

面白さは、前作と同じくかなり微妙です。そして、ファンタジー色は前回の半分以下になってます。一体、誰が続編を希望したのか・・・

ココが変だよ、ナルニアーん。

さーて、いよいよ本題です(笑)

ここでは、私グレートがあれ、あれれれれ、あれれれれれれ−とレレレを連発してしまったところをピックアップアップップーでお送りします。どうぞ、ご堪能くださし。

殺しを楽しむ子供たち、人間相手でも容赦はしない、の巻。

彼らは、ナルニアについた瞬間からなんの躊躇もなく人間相手に止めをさしていきます。前回は、まぁ、魔物チックだったからよかったようなものの、普通、少しは躊躇すると思いますが・・・

現実世界よりもイキイキしている彼らを見ると、
殺しを楽しんでいる!ように見えます(汗)

動物達もきっちり止めをさす。殺しは、朝飯前と言った感じ(汗)

前回のサンタクロースが殺しの道具を笑顔でくれたあの衝撃的展開にもお口あんぐりです。とても、ディズニー映画とは思えない。夢も希望もない作品のように見えますが・・・

何であの兄弟達を召喚したの?
召喚するなら、アスランだよー、の巻。

救世主的な扱いのようなので、何かすごーい魔法でも使えるのかと思ったら、使えない!すごい戦略があるのか、と思ったらそんなこともない!最後の最後まで、役立たずな主人公達

伝説の4人の王という呼ばれているんですよね、主人公達は。にも、かかわらず、あの体たらく、非常にけしからんです。

あの4人だけしか使えない「攻撃の長男」「素早さの二男」「補助系の長女」「回復の自助」というような役割で強力な超魔法を使い、少ない人数でも、主人公達がきたことによって次々と敵を蹴散らしていく。

しかも、とどめは刺さずに、ファンタジーなんだし、魔法をズドーーーーーンと見せつけて「命が惜しければこの地から去れ!」

ひーーーー、ま、まさかこの力!あ、あの伝説の4王だと?
まさか伝説のはずだ!に、逃げろー。

というのがかっこいいんじゃないですか?そして、伝説の4王?そんな奴は俺達が倒してやる!という強い4人衆が出てきて対決とか、

そんな感じのワクワク感がほしい!その方が断然面白いと思うのは私グレートだけではないはずです!!!

・・・伝説の4人の王?ネーミングよすぎっ(爆) しいて言うならば、なんとなく伝説になっちゃったけど、ホントはアスランが英雄で、僕達だけでは何もできないおちゃめな4人組なんだよー、ごめんねごめんねー。にネーミングを変えなさい。

・・・ストレートに、アスランを召喚できる角笛でよかったです(爆)

無謀な戦略、子供に指揮官は早すぎた・・・の巻。

基本、彼らは無策です(爆)とりあえず、正面突破!ですね。それに、闇討ち。そう、まるで、アサシンのように闇に隠れて兵士を仕留めていきます。

とても、正義の側とは思えない。魔法を使って多勢に無勢を撥ね退けるのか、と思ったらこちらも当然のごとき肉弾戦。相手は大人数、頭上から弓を撃たれ、壊滅状態。あ、あ、あ、当たり前だ〜〜〜〜〜〜〜。

魔法はほとんどなく、ファンタジー色はとても薄い。

魔法が出るのは最後の最後。わずか数分。

いつもファンタジー映画を見て思うことですが、かたくなに魔法を封印してますよねぇ。どうしてなんでしょう。まるで、禁じ手のように封印してます。ファイナルファンタジーやその他、日本の近未来的な魔法グラフィックを見ていると物足りなさすぎる・・・

いつも、手をかざして「えいえいえーい」とすると、敵が吹っ飛んだり、光が出て同じような魔法ばかり。演出が足りない・・・ ここに予算を使いなさい!

前回も魔女といいつつ、魔法は、ほとんど使わず剣を振り回して戦士のごとき肉弾戦法でしたよねぇ。あの魔女の勇ましい姿といったらなかったですね(苦笑)

今回も、動物がちょっぴり混ざった中世の戦争映画のようでした。魔法のアイテムも角笛と死にかけた者が元気になる薬だけ・・・

アスラン登場、数分で決着、の巻。

ここ、衝撃の問題シーンです。兵士はいらず、アスラン1人だけでいいです。
今までの戦い、無駄です(爆)って、アスランさーん、早く助けにきなさいよー。なーーーーーにが、奇跡がもう一度起こるとは限らん。でしたっけ?

ちょっと早く出てきたら、無事に解決ですよ。今回のナルニアを見て、はじめてアスランは、この世界の「」のような存在だと気付きました。

あの劣勢のなか、アスラン1人呼んできて、どうするの?と、正直思ってましたが、まさかアスラン1人で勝利できるとは。主人公達、戦力外通知決定!

いきなり魔女出現、唐突すぎて理解不能!の巻。

いきなり前回の魔女が出てきます。そして、すぐいなくなります。このシーン、混乱するだけなので、カットでいいです(爆)

別にカスピアン王子じゃなくてもよかった・・・の巻。

ここ!ここもそうです。角笛さえあれば、誰でもよかったんです(爆)カスピアン王子も役にたってないし・・・

あっさり協力してくれる超即決!ナルニアの民、巻。

簡単な説明であっさりカスピアン王子の言う事を信用してくれます。敵国のスパイという可能性も高い状況で、なんの誠意も見せずに信用するとは、このーーーー、お人よし集団っ、このこのー。

どうして、長男が戦うの?誰もがそう思った!の巻。

父を殺された因縁のあるカスピアン王子と敵の王様。両国の命運をかけ、最後は一騎討ち!!!!というもんだから、てっきりカスピアン王子が戦うのかと思ったら、違いました(汗)

え、なぜ長男が戦うの?

きっと、誰もがそう思ったでしょう。映画のタイトルにもなってますが、カスピアン王子、ここでついに、チミ、必要ないよ宣言決定です(笑)

僕の国のために頑張ってくれ!と言わんばかりのカスピアン王子。高みの見物決め込んじゃって。この謎な展開に、もう絶句です・・・

お帰りは殺しを楽しんでご満悦、巻。

充分、殺戮を楽しんだ主人公達は、あっさりと帰っていくのでした。めでたし、めでたし・・・ 見た目は、子供、中身は大人。すいも甘いも知り尽くし、ナルニアでは殺しもOK。そのイキイキした姿が、こ、恐いよー。た、たちけてー。

 

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