映画評論グレートシネマ

刀の活劇&時代劇?侍アニメ!
ストレンヂア

【出演】 山寺宏一, 長瀬智也, 坂本真綾, 石塚運昇, 竹中直人
【監督】 安藤真裕
【時間】 130分
【アニメ製作】 BONES
【DVD販売】 2008年

【内容】
戦乱の時代。
明国の武装集団に追われる仔太郎という少年がいた。逃げこんだ荒寺で仔太郎は、名を捨て刀を封印した不思議な浪人「名無し」と出会う。赤池の領主と連携をとりながら仔太郎を追ってきた武装集団は、そこで名無しと対峙する・・・

侍チャンバラ活劇!!!

戦闘シーンが少ない・・・

この辺がグレートおすすめ!!
時代劇のアニメです。時代劇、というか刀と刀で戦う武士の戦い、みたいなそんな感じです。戦闘シーンは、なかなかよかったのですが・・・

■ アニメ評論・感想 ■

ストレンヂア(ストレンジア)
テレビの宣伝で超面白そうだったアニメをレンタルして見ましたー。

そして、その内容は・・・実に惜しい。惜しすぎる。
せめて私グレートに一声かけてくれれば。あー、惜しい作品です。

ほへ?どこが惜しかったか気になる、ですと?
よーーーーーーーし、じゃあ、そこんトコロいってみよー。

 

ここが惜しいよ、ストレンヂア(ストレンジア)

まず、ストーリーが惜しい!構成が惜しい!
ここは、言うなれば致命的とも言える部分です(

はじめの10分はよかったですよ。えー、よかったですとも。山賊が襲いかかってくる!そこを強い謎の剣士がズババン、ズビビン、ズンドコきよしー、って具合に倒していくのです。

そして、人数が9人登場します。わぁー、この9人がミソなんだねー。ワクワク。

・・・なんて、思っていたら半分以上は、最後の方でしか出てこず。

主人公が、この刺客9人を一人づつ死闘をくりひろげながら倒していく!!!
そんな単純なストーリーでいいんですよー。ちょっとストーリーをひねってやろうと考えたのか、仲間割れ、野心から反乱等を盛り込んだもんだから、中途半端な出来になっちゃってまぁ、残念無念ご苦労さんです、ハィー。


さらに、敵の襲ってこない時間が
長い、長すぎまっす。

 のんびり旅をしてアニメ半分強、終わります(爆)

半分強というと、70〜80分。・・・ここ、いけませんよー。せめて、刺客が何回か来る設定にしてくださーい。せっかく刺客が来ても、もう旅だっていないって、どゆことーーーーーーーー。あの部分削って短く80分位にまとめたした方がよかったですじゃ。

子供と暮らすシーンがあまりにも長く半分寝かかってました(汗)焦点を主人公と子供、中国の戦士達の目的にだけ当てればよかったものをあっちへこっちへ展開させるからまとまりが・・・

刺客の代わりに山賊がまた襲ってきます。もう、小者の登場はいいですよー(爆)どんどんテンションを上げて、盛り上げていく設定でお願いしまーす。

ただ、ただ単純に槍や斧、弓、小刀等、いろいろな武器を使った刺客達とバトルをする。それでよかったんですけどねぇ。道中で5人位が順番に1人づつ襲ってきて、残りの4人は最後の塔のようなところで、1階づつ待ち受けている!!!

一般兵士が大量にいる中、主人公はバッタバッタと敵を倒し、傷つき、大砲をかわし、怒濤の最終戦を繰り広げる!!!最後の4人衆との戦いで片腕はケガをし、動かない。左手一本で最後のボスを倒すことができるのか、最後の死闘が始まる!!!!

というような普通に、単純なストーリーのほうが断然すごく面白いアニメになったと思うのは私グレートだけでしょうか???


到着に時間がかかりすぎる(汗)
主人公が、最後の城に行くのが遅い、遅すぎる。どこだ、どこに最後の城はあるんだー。と雪山を走って走ってゼェゼェ、ハァハァです。

・・・って、そんなリアリティーはいらないんですよーーーーーー。

寺から逃げた敵が最後の城の場所を示す何かを落としていく。そうか、ここかぁ!って感じで一直線でいいんですよーーーーーーーーーー。

着いたころには、戦いはもう半分以上終わってます(滝汗)
着いたら、気絶、そしてラストバトル!!!なんですか、それはーーーーー。

やっと出てきたと思ったら、投げた剣がささりあっさり死んでしまう中国の戦士。もっと、もっと主人公と死闘を、バトルをしてくださーーーーーい。

サブキャラにやられていく彼らはあまりにも、もったいない。


せめて、必殺技がほしかった。
痛みを感じなくなる薬を飲んでいる戦士達。というところは、まぁよしとしましょう。ただ、それだけではインパクトが少ないですねぇ。真空波みたいな現実離れした技を使える人が1、2人いてもよかったような気が。

もしくは、ラストシーンでもいいんですが、薬を一気に何本も打つと、筋肉モリモリの化け物みたいな感じになるとか、そんな物もほしかったでっす。

そうして、現実離れ的な物を取り入れないと、「永遠の命を得られる儀式」に説得力がまるでありませんよー。だって、出来るかどうかやってる本人も分からないような事言ってましたよね(爆)

せめて、薬を打って化け物になるとか、別の薬を使うと千里先まで物が見えるようになるとか、体が鋼鉄のようになるとか、切られた腕がくっつくとかがアニメに取り入れられていれば、

あ、そんな事ができるんだ。だったら永遠の命も。という事になって、子供を執拗に狙うのも分かるんですが・・・

永遠命なんて手にはいるの?できるの、そんなの?出来たことあるの?え、一度もない?試した事もない?なんなんですかー、そりはーーーーーーーー(苦笑)

事件は会議室で起きてるんじゃない!という言葉を彼らに贈りまーす。


ん〜、私グレートがおすすめする時代劇チックなアニメ映画といえば

やはり忍者9人衆と戦う活劇は、『獣兵衛忍風帖(2001年版/95分)』 これが断然おすすめでーす。アダルティーな部分がちょーーーーっぴりあって、子供無用の100%大人向けアニメです(照) マッドハウスはすごいんです。展開、ストーリー、戦い、人間離れした忍術を使う忍者達との死闘。眠くなるシーンなんてありません。

テレビアニメ版もありますが、あちらはシナリオがもう一声、いやいやもう2、3声って出来映えでした。あれは、Bの65点というとこでしょうか。

 

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