【出演】 リチャード・クロスバーグ, リース・ウェイクフィールド, ヨアン・グリフィズ, アリス・パーキンソン, ダン・ワイリー
【監督】 アリスター・グリアソン
【DVD販売・レンタル開始】 2012年
【時間】 109分
【あらすじ】 パプア・ニューギニアの熱帯雨林の奥地に存在する、巨大な洞窟体系[エスペトリ・エサーラ]。地球上で最も大きく、最も美しく、最も近づきがたいその場所は、人が足を踏み入れてはいけない聖域(サンクタム)として君臨していた。
そんな洞窟の謎を解き明かそうと、大富豪の実業家カールのスポンサードを受け、経験と判断力を誇る冒険家フランク(リチャード・クロスバーグ)率いる探検隊が、ハイテク装備とダイビングを駆使した調査に挑む。しかし複雑に入り組んだトンネルがどこへ通じているのかをいっこうに解明できず、メンバーは苛立ちを募らせていた。…
1人で見る映画。
最後まで目が離せない!
洞窟の中を進んでる感じが実にナイス!!!
部屋を暗くして見るべし。
この辺がおすすめ!!パニックアクション! |
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洞窟になんて、行かなければよかった・・・。
暗くて、じめじめ、寒いし狭い。そして、危険。
同じ景色の繰り返し。なのに、何故洞窟に行くのか。
その理由を主人公の息子も映画中で問いかけます。
息子:
「洞窟なんて同じ景色、奥にある石もその辺にある石も同じだ!」、
「なぜ、洞窟なんだ・・・」
「洞窟にはなんて誰も興味ないよ!」
まさに!!!まーさーに、洞窟に興味全然なしな人にとっては、このセリフが大正解でしょう。暗いよ、狭いよ、恐いよー、息苦しいよー。
と、オタオタしながらも
父曰く
「ここにいることで、命があることを実感できる」
ということなんです。
普通に考えたら意味不明、迷宮組曲ですYO。
しかしっ!!!
あなたにとってはガラクタだけど、
私にとってはお宝です。
という理屈なわけで。「何でも鑑定団」で数万円の値をつけたお宝も、興味の無い人にとっては小汚いガラクタなわけです。
洞窟もこの映画に出てくる人物にとっては、まさにそのお宝にも等しいわけです。命をかけても、誰も知らない未発見の水路を探す!!!それに燃えているんです。人生かけてるんです。
いやー、ゲームをレベル99まで上げるぞ!とか、最弱武器ナイフ1本でゲームをクリアするぞ!!というのに近いですかね(笑)
クリアできれば同じなのに。あえて!あーえーて、高みを目指してみる。
さてさて、この映画サンクタム。自然のパワーは計り知れない!といいますか、自業自得といいますか・・・ おっと失礼。
洞窟からの脱出映画!!!ということで
もちろん怪物なんて出てきませんっ!
洞窟(自然) VS 人間です。
我がファミリーは、最後に恐竜が出てきたら面白いのにねー、なんてバチ辺りなことを言ってました。最後の方でいきなり恐竜なんて出てきたらズッコケちまうよ、マイファミリーーーー。全て台無し(爆)・・・
洞窟探検時、運悪く発生していた「嵐」によって、彼らの運命は大きく動いてしまうのです。もちろん悪い方にね・・・
水がドバドバーっと洞窟になだれ入んできます。
ものすごい勢いで!
ものすごい水量で!!!
そして、出られなくなる。あと、数時間で洞窟内は水没してしまう!!!生き残る可能性があるとすれば、新たに発見した未探検の水路のある、洞窟の奥へ行くこと・・・
狭い狭〜い洞窟を奥へ奥へ進む。これまた狭い水中を進む。
狭い!暗い!細い!心細い!!!そんな圧迫感、閉そく感をよく演出している映画だと思います。懐中電灯の明かりで進みますが、真っ暗で見にくくはありません。画面は明るいのでご安心をば。
派手なアクションもハラハラシーンもそんなにないですが、淡々と進むにもかかわらず、妙な存在感を感じる映画ではないかと思います。洞窟をただひたすらに進む。
ただ、ひたすら地上を目指して・・・
冒険者達の間で英雄的存在である主人公の父。
しかし、嵐というたった1つの自然現象の前に、大きく変わってしまった洞窟。そうなってしまえば、英雄はただ洞窟に詳しく慎重な人、という存在と化してしまうのです。助けたくても助けられない。指示を出してもうまくいかない。
そう、人は、スーパーヒーローではないのですから!!!
そんなに世の中、いや自然はうまくいってくれない、とでも申しましょうか。
洞窟を進む主人公達に
次々と襲いかかる「水」という恐怖・・・
ちょっとしたことで事故は起こる、それが連鎖する。そして、大事故は起こる。というような気がします。嵐が起こったときに連絡ができていれば。予備のボンベがあれば。等々、ちょっとしたことの重なり、タイミングで悲劇は起こってしまうのかもしれません。
・・・と言いながら、最後の最後まで、なぜそんなに洞窟に命をかけれるのかが一般ピーポーな私グレートには分かりませんでしたが
あなたにとってはガラクタだけど、
私にとってはお宝です。
ということで納得くだされ。
この映画、面白い。という表現は少し違うような気がしますが、結構おすすめ映画です。後味は、いいものではないですが、
部屋を暗くして映画をお楽しみ下さい。
見終わったあとは、
大切な誰かに会いたくなりますよ。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
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